デスクトップパソコンの機種によっては、正面の電源スイッチの他に背面に電源メインスイッチ又は電圧切り替えスイッチがある物があります。これらのスイッチが正しい位置にあるかを確認して下さい。

　100Vコンセントに確実に電流が来ていることを確認します。確認方法は、パソコンの電源ケーブルをコンセントから抜き取り、同じ差し込み口に正常に動作している家電製品等を接続していただく方法です。家電製品等の電源が入れば、100Vコンセントには異常がないことが確認できます。
コンセントに異常がある場合はコンセントを交換して下さい。コンセントに異常がない場合は3)以降にお進み下さい。

LANカードやUSB接続している外付けの機器はパソコンから全て取り外します。
パソコン購入後パソコン内に増設した機器がある場合にはそれらを取り外します。メモリーを増設されている場合には増設したメモリーも取り外します。
USBメモリー、USB接続機器、その他プリンター等も取り外します。LANケーブルも接続しているようであればこれも抜き取ります。

取り外した増設部品や機器をパソコンに装着しない状態で、パソコン専用の電源ケーブルをパソコンに接続後、100Vコンセントに差し込みます。

パソコンの電源ボタンを押して、パソコンの電源ランプが点灯するかどうかを確認します。
電源ランプの点灯が確認できるようになった場合は5)及び6)にお進み下さい。電源ランプが点灯しない場合は7)にお進み下さい。

電源ONランプ点灯後、ハードディスクのアクセスランプが点滅するかどうかを確認します。点滅すれば殆どの場合Windowsが正常に起動されるはずです。

Windowsの起動が確認され、パソコンの動作にも問題がないことが確認できたら、パソコンをいったん終了させます。

電源ケーブルをパソコン本体から外した後、外付けまたは増設されていた機器をひとつずつ接続し、その都度パソコンの電源を入れ直し、動作を確認します。動作確認途中でパソコンの電源が遮断したり、動作不安定な場合は、該当の外付けまたは増設機器に障害がある可能性があります。

ハードディスクのアクセスランプが点滅するかどうかを確認します。点滅すれば殆どの場合Windowsが正常に起動されるはずです。
点滅するのにWindowsが正常に起動しない場合は、ハードディスクに保存されているデータが損傷をしているために読込が出来なくなっているか、ハードディスクが物理的に損傷しているかのどちらかと思われます。
必要なデータがハードディスクに保存されていてデータ復旧が必要な場合、電源オン、オフを繰り返しますとハードディスクの損傷が進み、データ復旧の可能性が少なくなることが予想されます。当店ホームページ「データ復旧と修復」のページをご参照下さい。

ハードディスクに物理的な損傷がなければ、ご自分でリカバリー作業を実施することによって、パソコン購入時の状態にパソコンを戻すことが出来ますので、実施してみるのもひとつの方法です。但し、ハードディスクに保存されているデータは全て無くなってしまいます。必要なデータがある場合には、データ復旧する必要もあります。当店ホームページ「データ復旧と修復」のページをご参照下さい。

リカバリー作業の途中で作業が停止してしまったり、リカバリー作業が終了したのに、Windowsが正常に起動しなかったり、起動しても正常に動作しない場合はハードディスクに物理的損傷があると思われます。当店までお問い合せ下さい。

パソコンに物理的な故障があると思われますので、修理が必要です。
「物理的な修理が必要」の1または「物理的な修理が必要」の2または「物理的な修理が必要」の3をご参照下さい。

下記の障害が考えられます。当店までお問い合せ下さい。

単純な、電源スイッチ故障がこれにあたります。パソコン本体を分解し、スイッチを交換または修繕し、配線コードを半田付けし、再組み立てします。

電源ユニットが故障するとパソコンには電源が供給されません、パソコン本体から電源ユニットを取り出し、電源ユニット内の故障箇所を調べ、必要部品を交換し修理します。市販部品による修理が出来ない場合には、電源ユニットをそっくり交換することになります。また、パソコン内に電源ユニットを収納するスペースがある場合は、市販品で容量の大きなものに付け替えることも可能です。収納スペースに余裕がない場合は、パソコンメーカからの調達品を使用することになります。

パソコン本体にある電源スイッチが押されると、その信号はマザーボード経由で電源ユニット伝わり、電源ユニットからマザーボードや各デバイスに電源が供給されます。このマザーボード機能が故障すると、パソコンには電源が供給されません。